気道の異物を除去する方法は傷病者に「反応(意識)がある場合」と「反応がない場合」で違いがあります。
注意:妊婦、乳児に対しては「1腹部突き上げ法(ハイムリック法」は行なってはいけません。
反応がない場合、又は応急手当中に反応がなくなった場合は、直ちに通常の「7心肺蘇生法」の手順を開始します。
心肺蘇生法を行なっている途中で、口の中に異物が見えたときは、異物を取り除きます。
注意:両手で首を押さえたりかきむしったりする行為はチョークサインと呼ばれ、異物等が詰まったときに見られるサインです。このようなサインが見られた場合には上記の方法で異物を除去して下さい。
また、異物が詰まり咳ができている場合には、咳を続けさせたまま病院に行きましょう。咳は異物の除去に最も効果があります。