境っ子の楽しい一年　秋

　昨年、境小学校の4年生が保育園に届けてくれたおっことあかうりの種。12粒の小さな種を年長児が種まきをし、発芽した5本の苗を大切に育てました。暑い夏、ぐんぐんと生長し、畑の畝から葉っぱがはみ出すほど大きく育ちました。小学生が書いてくれた育て方の説明書には、〈実の表面が茶色くなり、ひび割れると収穫時〉とあり、「ざらざらしてる」「もう食べられるんじゃない？」と生長を観察してきました。収穫した数、全部で23本！年長児が1本ずつ慎重にはさみで切って収穫し、給食のサラダでおいしくいただきました。

　気持ちのいい秋晴れのなか、秋の遠足に行ってきました。3・4・5歳児は井戸尻考古館へ行き、たて穴式住居のなかの探検や栗・とちの実拾いに夢中になりました。2歳児はパンダ型の遊具『パンダちゃん』に会えるのを楽しみにしながらパンダ公園へ行き、ブランコや滑り台をしてのびのびと遊びました。たくさん遊んだ後は、待ちにまったお弁当の時間。「先生みて！○○が入っているんだよ～」と嬉しそうにお弁当の中身を見せてくれながら食べ、いつもと違う‟ワクワク”に笑顔いっぱいの子ども達でした。

　空が高く澄みわたる秋晴れが続き、「今日はお散歩に行く？」と園外へ出かけることを楽しみにしている子どもたち。散歩先では、木の棒を竿に見立てての魚釣りごっこが子どもたちのアイデアから始まり、「ここに火をつけるよ」「おさかな焼けたよ」と落ち葉の魚を釣ったり焼いて食べたりと友達とイメージを共有しながら楽しむ姿が見られました。また、他の散歩先では草花を摘み、花束をつくってお家へのお土産にしたり、バッタやカエルを追いかけたりして秋の自然を満喫しています。