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令和3年度 町長への手紙

ページID:12345678 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示

令和3年度に寄せられた「町長への手紙」を公表します

皆さまから寄せられた「町長への手紙」のうち、同意を得られたものを公表します。

 

1.富士見町の「ルバーブ」に関する施策について(1月18日受理)

 1.ルバーブのプロデュース等を行っている赤曽部様に関する事業費や費用対効果の説明、また今後いつまで執行するか説明いただきたい。

 2. 1の事業費がルバーブ生産組合にどのように反映しているか説明いただきたい。

 3.町としての今後のルバーブに関する施策の展望を教えてもらいたい。
  (開発や販売促進に関する予算・新規就農等)

                                             (一部要約)

回答 

この度は貴重なご意見を頂戴し、誠にありがとうございます。

 1.富士見町の特産品について、ミセスベリーのブランド力による販路開拓や、現状の販売先の維持継続、特産品のブランド構築、知名度アップのため予算を組んでおります。
 また、継続している主な内容は以下の通りです。なお、これらの業務は年によって変化します。
 【販売】日本橋三越英国展、伊勢丹英国展、銀座三越英国展、スリーティアーズサロン
 【教室】日本橋三越カルチャーサロン、NHK文化センター青山教室、NHKオンデマンドオンラインレッスン、
 【営業】京都「八百一」、
 【 他 】SNSを使った情報発信

・費用対効果について
 ルバーブ生産組合総会資料より、ルバーブの出荷額は平成29年度で5,136,272円、平成30年度で6,793,567円、令和元年度で9,154,377円となっており、年々増加傾向にあります。
 これは、日本橋三越英国展、伊勢丹英国展、銀座三越英国展、各教室等、ミセスベリーのブランド力があるからこそ実施できるような販路開拓、特産品のブランド構築、知名度アップ、情報発信にご尽力いただいている効果であると考えています。

 令和2年度のルバーブの出荷額は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、前年比85.4%の7,819,827円にまで減少しました。一方で、ウェブ注文は前年度比125.8%の大幅増加となり、その出荷比率は全体の42.8%まで拡大をしたと伺っています。
 これは、赤曽部様がNHKオンデマンドをはじめとしたオンラインレッスンに取り組み、SNS等のウェブツールを活用した事業の中で、赤いルバーブの宣伝、富士見町のPR、ルバーブ生産組合の紹介等に継続して取り組んだ成果であると考えております。

・今後の展望について
 赤曽部様の活躍により販路開拓事業は一定の効果を得られましたが、今後は、これまでの販路拡大(開拓)事業から、観光宣伝事業への転換を検討しています。
 現在の赤いルバーブの生産量を考慮すると、更なる販路拡大に合わせた供給量の増加は現実的ではありません。富士見町のルバーブを観光資源として活用すべく、特産品開発や販売、料理教室やレシピの提供に取り組んでいく予定です。
 「いつまで執行されるのか」という点について、具体的な期間は明言できませんが、事業効果等を整理する中で、一定の成果が得られるまで継続する予定です。

2.先述しました年間出荷額の増加傾向、ウェブ注文の増加については、ルバーブ生産組合の皆さんのご尽力に加え、赤曽部様がミセスベリーのブランド力で様々な活動に取り組んだ成果であると考えております。

3.赤いルバーブは、その色鮮やかさや独特の酸味、料理等への使いやすさ等から、観光客に対するインパクトが強く、お土産としても非常に喜ばれる野菜です。町内でも赤いルバーブを使った加工品やお土産を販売する店舗が増加しています。
 これは、赤曽部様やルバーブ生産組合の皆さんのご活躍により、富士見町の赤いルバーブが富士見町の特産品として定着しつつあるものだと実感しています。

今後は、ルバーブを農業の戦略的作物として広く栽培を勧めるのではなく、その希少価値やブランド力を町の観光振興の強みとして位置づけ、現状の販路維持や情報発信を継続しつつ、新たに赤いルバーブを使った町の特産品開発や料理教室、レシピの提供等に取り組みます。これにより観光客の満足度向上や、活用方法の普及、認知度向上を図り、ひいては赤いルバーブをきっかけに町の魅力を実感し、更なる観光振興に繋げられるよう、赤曽部様や生産組合等と連携して取り組みたいと考えております。

 予算については、現在のところ赤曽部様に委託している観光宣伝事業以外は予定しておりません。また、新規就農者の支援については、特定の品目に特化した支援は難しいと考えています。
 富士見町で就農を希望する方には営農計画をご提示いただき、面談等により計画性や実行力、現実性を確認し支援の可否を決定しています。補助金等の支援終了後には自立した経営を求められますので、ご自身のやる気や資金力も判断材料とさせていただいております。ルバーブ生産組合では組合員の高齢化や出荷者の減少が進んでいるという状況の中で、新しい担い手の育成が必要であることも理解しますが、ルバーブでの就農を希望する方がいらした場合についても、就農者の将来を考え、同様に支援の検討をさせていただきます。

  担当:産業課 商工観光係 62-9342
         営農推進係 62-9329

 

2.農地に関する事項、および農地利用最適化推進委員について(3月28日受理)

 1.昨年の住民懇談会において、西山地区の3集落(若宮・松目・栗生)で「富士見型農地維持活動支援モデル事業」を進めていると報告があったが、この事業は誰がどのように選定されたかのプロセス及び理由並びに進捗情報を教えてください。なお、この件は農業委員会での報告や相談は一切ございませんでした。西山地区の農地利用最適化推進委員の私にも相談すらありませんでした。とても残念な思いです。
 今後における西山地区の遊休農地の削減手順及び担い手とのマッチング方法につきましても、あわせて回答をお願いします。

2.農地利用最適化推進委員の現状の活動は、農業委員会法の要求事項とは大きく乖離したものと思えますが、今後についても現状のままで進められるのでしょうか。また、なぜ法的な要求事項を満たさないのかの回答をお願いします。

3.大平地区にて町所有の用悪水路工事が完了せず、長期間放置された状態です。関連工事業者にも話を伺いましたが、なぜこの業者に工事を依頼しているのか、またなぜ町の予算で工事を行わないのか教えてください。

4.乙事地区にて農地法違反と思われる農地があるのを確認していますが、この土地に関して、現在までの対応状況並びに今後どのようにアプローチして改善なさるかを具体的に回答ください。

                                   (一部要約)

回答

この度は貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

1.富士見町型農地維持活動支援モデル事業について
 当事業は、小規模集落への地域支援として、日本型直接支払制度(中山間、多面的)に取り組めていない集落に対して、農地維持コストの格差をなくし、継続的な農地維持活動を行えるよう、また、今後多面的機能支払事業に取り組めるよう支援を行うことを目的とし、試験的に実施している事業です。
 令和3年度は、モデル地区として日本型直接支払制度への取り組みが少ない西山地区と落合地区のうち、町が西山地区4集落を選定し試験的に取り組んでいただいています。ここで取り組み集落からの実績の報告がありましたので、成果の取りまとめを行っています。まとまり次第、農業委員会へ報告したいと考えております。

 また、担い手と農地のマッチングについては、農業委員会で毎年行っていただいている利用状況調査の結果をもとに利用意向調査を実施し、貸付希望のあった農地について担い手へ情報提供し、マッチングを進めていきます。条例の一部改正を含め検討して参ります。

 

2.農地利用最適化推進委員の役割について
 農地利用最適化推進委員は、「富士見町農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針」に沿って活動していただきます。
 指針に示されている中心経営体、担い手への農地集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消のための活動として利用状況調査と利用意向調査を実施して、その結果をもとに担い手への農地集積集約を進めていくため、農地中間管理機構への貸付業務を行っていただきます。

 

3.用悪水路の工事について
 町は工事事業者より、当該土地の水路を埋め立て、併せて水路の改修工事行うことについて、周辺の土地の所有者から依頼があったとうかがっています。従いまして、町から工事事業者に工事の依頼はしておりません。現在は、土地所有者から依頼を受けたこの工事事業者と、水路の所有・管理者である町とで、工法等について協議中です。

 また、「なぜ町の予算で工事が行われないのか」というご質問に関しましては、町の予算で工事を行うためには地元区より要望をいただき、要望内容を精査するとともに地元分担金についても協議を行う必要があります。各集落から多くの要望をいただいていますが、町の予算も限られており、その上で優先順位の高いものから順次工事を行っていることをご承知いただければと思います。

 

3.農地法違反の農地の対応について
 農地法の違反転用は、案件ごとに個別に対応しています。今回ご指摘の土地につきましても、現地を訪問して必要な手続き等の説明を行い、是正のための転用申請の提出、その他必要とされる届出等の提出をお願いしています。また、今後も継続的に対応していきます。

  担当:産業課 農政係 62-9234
     建設課 都市計画係 62-9217