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新規就農者の支援の流れ
新規就農者の支援
1.農業に関する情報を収集しましょう
新規就農者の支援を行っている各機関に問い合わせるか、全国各地で行っている「新・農業人フェア」、長野県農業担い手育成基金主催の「新規就農相談会」に参加し、就農に関する情報を収集しましょう。
〇収集方法その1 全国新規就農相談センター<外部リンク>に問い合わせる
〇収集方法その2 長野県<外部リンク>に問い合わせる
〇収集方法その3 富士見町へ問い合わせる(Tel.0266-62-9328 月~金 8時30分~17時00分)
2.農業体験を通じて、農業経営の将来像を絞り込んでいきましょう
新しく農業を始めるにあたっては、作物の栽培技術や経営管理の知識などを学ぶ必要があります。まずは短期間の農業体験を通じて農業のイメージを固めながら、品目や栽培地を絞っていきましょう。
〇体験方法その1 「就農準備校」で農業体験をする
【問い合わせ先】全国新規就農相談センター<外部リンク>Tel.03-6910-1126
〇体験方法その2 「県農業大学校」で農業研修をする
【問い合わせ先】長野県農業大学校研修部<外部リンク> Tel.0267-22-0214
【県内体験先】 長野県農業大学校(小諸市)
a コース「入門(2日)8回募集、25名定員」
b 体験費用 5,850円(1泊2日)(受講料、宿泊費、食事代、保険料、雑費(11月は暖房費100円プラス))
a コース「体験(2日)6回募集、15名定員」
b 体験費用 4,850円/回(1泊2日)(受講料、宿泊費、食事代、保険料、雑費(12月と1月は暖房費100円プラス))
〇体験方法その3 「農業インターンシップ(農業法人等)」で就業体験
農業法人のご厚志により、無償で農作業が経験できます
【問い合わせ先】公益社団法人日本農業法人協会<外部リンク> Tel. 03-6268-9500
【県内体験先】県内登録の法人は24社(ホームページで確認してください)
aコース 住み込みで2週間程度の研修(2日以上6週間以内)通年受け入れ
b体験費用 無料(食費・宿泊費含む)※交通費、傷害保険料は自己負担
3.就農地と栽培作物を絞り込んでいきましょう
所得モデルと生活モデルプランを参考に富士見町における就農イメージを固めながら、富士見町の支援体制を確認し、就農地と栽培作物を絞り込んでいきましょう。
(1)富士見町の就農モデルプラン
長野県農業経営指標<外部リンク>を参考に就農品目を絞っていきましょう。
【絞り込みのポイント】
a 就農希望時期は?
b 野菜? 花?
c 品目は?
d 所得目標はどのくらい?
e 労働力は何人?
f 自己資金はどのくらい?
(2)富士見町の生活モデルプラン
富士見町の基礎生活モデルプランを参考に、年間の生活費用を把握しておきましょう。
【把握のポイント】
a 住居費用は?
b 電気料金は?
c ガス料金は?
d 水道・下水道料金は?
(3)富士見町の支援体制の確認
富士見町の就農支援パッケージを参考に、新規就農者の支援内容を確認しておきましょう。
【確認のポイント】
a 農業技術は、どうやって習得するか?
b 住居は、どうやって確保するか?
c 農地は、どうやって確保するか?
d 中古の農業施設、機械を使いたい?
e 就農の助成金はないか?
(4)労働力の確保
就農イメージが固まり、就農地や栽培作物が決まったら、労働力を確保しましょう。
一人で農業経営ができる作物は稀です。
経営規模に応じた作業パートナーを確保し、確実な就農と安定した経営を目指しましょう。
【確保のポイント】
a 家族経営がベスト、配偶者または両親をパートナーにしましょう
b 年間従事日数や作業内容をパートナーに伝えましょう
c パートナーには就農の同意を得ておきましょう
4.栽培技術や経営知識習得のための研修を行います
農業を始めるためには、作物の栽培技術と農業経営に必要な経営管理の方法を修得する必要があります。スムーズな新規就農のために、農業未経験者の方は独立前に1~2年間農家研修を勧めています。
〇研修その1「新規就農里親前基礎研修」
長野県農業大学校研修部において、栽培技術と経営管理技術を修得する研修を行っています。
a 対 象 者 自立就農を目指す者(里親研修受講希望者含む)
b 期 間 概ね1年間
c 定 員 24名程度(宿舎あり)
d 開始時期 4月開講
e 研修内容 各作物の栽培・経営管理などの基礎技術、知識の習得、先進農家での農作業研修
【問い合わせ先】長野県諏訪農業改良普及センター<外部リンク> Tel.0266-57-2932
〇研修その2「新規就農里親制度」
IターンやUターン者等の新規参入者の就農を支援する意欲ある農業者「里親」のもとで、農業経営を開始するため2年程度の実践的な研修を行います。
a 対 象 者 自立就農を目指す者(新規就農里親前基礎研修修了者含む)
b 期 間 概ね2年間
c 開始時期 原則4月から
d 研修内容 自立就農するために必要な実践的栽培・経営管理技術の習得
【問い合わせ先】長野県諏訪農業改良普及センター<外部リンク> Tel.0266-57-2932
〇研修その3「農業インターン研修」
JA子会社(株)あぐりクリエイト信州諏訪で農業インター研修生として栽培技術を学ぶことができます。詳細については下記問い合わせ先にお尋ねください。
【問い合わせ先】JA信州諏訪 営農部 営農企画課 Tel. 0266-71-2700
5.独立就農に向けて、諏訪農業改良普及センターの就農コーディネーターと青年等就農計画を作成します。
(1)青年等就農計画の作成、認定就農者の申請
県就農コーディネーターのアドバイスを受けながら、青年等就農計画を作成します。
作成した青年等就農計画は富士見町に提出していただきます。
【作成の流れ】
a 新規就農者が青年等就農計画を作成
b 富士見町産業課へ青年等就農計画を提出
c 富士見町は青年等就農計画を審査・認定
d 富士見町は青年等就農計画を認定後、申請者に認定されたことを通知
e 町、県等関係機関により、計画達成をフォローアップ
【認定のメリット】
a 農業次世代人材投資事業(経営開始型)の給付対象となる可能性があります(別に審査があります)。
b 新規就農者に対する無利子資金制度(青年等就農資金)の貸付対象になります(別に審査があります)。
c 経営所得安定対策など、国施策の対象となることができます。
6.住宅、農地、農業施設・機械を確保する
就農支援パッケージとは、通常は自ら確保しなければならない住居(生活の拠点)、農地(生産の拠点)、ハウス・機械(経営の資産)を、富士見町が紹介する制度です。就農計画の認定後、富士見町に申し込みましょう。
(1)就農支援パッケージの申し込み
パッケージの提供を希望される方は
申込書、履歴書、家族同意書、重要事項説明書を(ダウンロード)ご記入の上
下記まで郵送して下さい。
支援の可否の決定方法は次の流れで決まります
家族同意書 家族同意書 [PDFファイル/52KB]
郵送先 〒399-0292
長野県諏訪郡富士見町落合10777 富士見町役場 産業課営農推進係
(2)富士見町就農支援パッケージの概要
富士見町以外の地域から新たに移住を決断して、新規就農を計画される方に対して
次のインフラ確保の支援をしています。
a 住居/研修中は賃貸アパートの紹介
b 農地/栽培品目にあわせ、独立1年目に必要面積を紹介
7.運転資金、施設資金、機械資金の調達をしましょう
新規就農者が農業を始めるために必要となる農業資金等の貸付けを長野県JAバンク<外部リンク>等がおこなっています。自己資金と農業資金貸付制度を上手く組み合わせ、各資金を調達しましょう
(1)施設資金・運転資金(青年等就農資金)
就農1年目の運転資金や施設・機械「農業経営の開始に必要な資金」の貸付けが受けられます
a 限度額/青年3,700万円
b 金利/無利子
c 償還期間/12年以内、据置5年以内
d 貸付対象者/認定新規就農者
8.就農