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異物除去法

ページID:0004217 更新日:2010年9月15日更新 印刷ページ表示

気道の異物を除去する方法は傷病者に「反応(意識)がある場合」と「反応がない場合」で違いがあります。

傷病者に反応(意識)がある場合

1腹部突き上げ法(ハイムリック法)

 (1)腕を後ろから抱えるように回す。
 (2)片手で握りこぶしを作り、その親指側を傷病者のへそより上で、みぞおち十分下方に当てる。
 (3)その上をもう一方の手で握り、すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げる。

2背部叩打法

 (1)ひざまずいて傷病者を自分の方に向けて側臥位にする。
 (2)手の付け根で肩甲骨の間を力強く何度も連続して叩く。(座位、立位も可能)
 (3)乳児の場合
まず、片腕の上に乳児をうつぶせに乗せ、手のひらで乳児の顔を支えながら頭部が低くなるような姿勢にして突き出します。
次に、もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるか、又は反応がなくなるまで叩きます。

注意:妊婦、乳児に対しては「1腹部突き上げ法(ハイムリック法」は行なってはいけません。

傷病者の反応がない場合

反応がない場合、又は応急手当中に反応がなくなった場合は、直ちに通常の「7心肺蘇生法」の手順を開始します。
心肺蘇生法を行なっている途中で、口の中に異物が見えたときは、異物を取り除きます。

注意:両手で首を押さえたりかきむしったりする行為はチョークサインと呼ばれ、異物等が詰まったときに見られるサインです。このようなサインが見られた場合には上記の方法で異物を除去して下さい。
また、異物が詰まり咳ができている場合には、咳を続けさせたまま病院に行きましょう。咳は異物の除去に最も効果があります。