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サルの出没について
サルの生態
- 20~100頭程度の群れをつくって生活します。
- 食べ物を求めて、群れごとに移動します。行動範囲は1~30平方キロメートルです。
- 群れは、複数のメスを中心としてつくられます。
- オスは、オトナになると単独または数頭で行動します。数年単位で群れ間を移動します。
- 夜は群れで木の上で眠り、日中に活動します。
- 植物食が基本ですが、昆虫や菌類、土なども食べます。
サルの行動・運動能力
- 視力は人に近く、食べ物や人、捕獲のためのわなを見分ける力があります。
- スピードや木登りの力が高く、樹上からなら5~10mの距離をとぶなど、高い運動能力があります。
- 本来はとても怖がりです。
- おいしい農作物のありかよく記憶します。
よくある誤解
- 群れのサルは、リーダーや見張りなどの役割分担があり、集団が保たれている
- サルは集団で組織ぐるみで攻撃をしかけてくる
- 柵の越え方などをサル同士で教えあう
→サルの群れには指揮命令系統はなく、追随行動をします。
- サルに石を投げて追い払うと、石を投げ返してくる
→サルは体の構造上も知能レベルにおいても、狙った方向にものを投げることはできません。
- 音の出る花火などでないと追い払いに効果がない
→音が鳴るだけで自分に害がなければ、サルは花火に慣れます。サルにとって怖いのは人間が近づいてくることです。
被害対策の基本
すぐできる被害対策には、環境整備、追い払いがあります。
環境整備
サルにとって魅力がある場所と思わせないことが、被害対策の原則です。サルを誘引するエサは、次のようなものがあります。こうしたものは取り除くようにしましょう。
- 春:お墓のお供え物や花、集落周辺のクワの実
- 夏:かじられて畑に置きっぱなしの野菜、果物くず、ごみ
- 秋:取りきれなかったり、放置されたりしたカキやクリなどの果物
- 冬:白菜の外側など、畑に放置された野菜くず
また、ヤブを刈り払うなどして、サルが潜めない場所をつくることも効果的です。
追い払い
サルに人間は怖いということを覚えさせ、山に追い返す作業です。
- 一度だけでなく、いつも追い払いましょう。あきらめず繰り返すことで、サルの人なれや、人なれの延長にある人身被害を防ぐことができます。
- 身振り手振りのほか、バケツや調理器具を鳴らすことも効果的です。
- 複数の人で共同して追い払うことも効果的です。
追い払いは道具がなくても人が近づくだけで効果があります。
音、光、匂いなど、器材を置いておくだけでサルを山に追い返すことはできません(すぐに慣れます)。
サルの追い払いのポイントをまとめたパンフレットを作成いたしました。
サルマップについて
サルの目撃情報を多くの方に共有していただき、被害対策に活用していただくため、サルマップを随時更新
しています。ぜひご活用ください。
また、サルを目撃した際は、農林保全係まで連絡をお願いします。
免責事項
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