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認知症ケアパスと認知症初期集中支援チームの見直しのお願い

ページID:0071964 更新日:2025年10月28日更新 印刷ページ表示

要旨​

 前頭側頭型変性症の夫を介護し続ける中で、最近、『認知症ケアパス』と『認知症初期集中支援チーム』の存在を知りましたが、その情報が周囲にほとんど知らされていないことに驚きました。役場の福祉課でケアパスの入手方法を教えていただき、地域包括支援センターを訪問し相談したところ、これまでケアパスについての問い合わせがなかったとのことでした。また、社協職員によれば、支援チームはあるものの連携が不十分で、当事者や家族が適切な支援にたどり着けない現状があるとのことです。
 2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になり、2060年までは認知症患者は増加し続けると言われています。渡辺町長も認知症対策の重要性は感じておられることと思います。医療・行政・包括支援センター・社協・福祉施設などの連携がしっかりとでき、『認知症』への過大な恐怖に涙を流す当事者やご家族が少しでも減って、『早期診断早期絶望』にならず、『認知症になっても大丈夫と思える富士見町』、『認知症にフレンドリーな富士見町』への実現に向けてまず、上記2点の見直しを切にお願いいたします。​

​回答

 まず初めに、相談窓口や町のサービス内容等、必要な情報が行き届かなかったことで、ご不安やご不便をおかけしましたこと誠に申し訳ございませんでした。改めてお詫び申し上げます。

 当町(介護高齢者係)では、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、富士見高原医療福祉センターに業務を委託し、地域包括支援センターが「高齢者の総合相談窓口」と「認知症相談窓口」としての機能を併せもち、日々相談対応を行っております。

 『認知症ケアパス』は、認知症の方の生活機能障害の進行にあわせ、いつ・どこで・どのような医療・介護サービスを受けることができるかを認知症の方とその家族に提示するツールとなっております。
 当町においても、平成27年に『認知症ケアパス』(以下「ケアパス」という。)を作成し、ケアパスを用いて町民の方のご相談を受けておりましたが、相談者より「(ケアパスは)認知症の進行や症状の先々が見えて怖い。」「こんな先の話は聞きたくない。不安になるだけ。」などの声を複数の方からいただいた経緯がありました。そのため「ケアパス」の活用を止め、認知症相談窓口として地域包括支援センターの職員が相談内容にあわせ、個別に対応をさせていただいておりました。
 しかしながら、相談窓口等において、求められている資料がありませんでしたので、包括支援センターにて資料作成を進める旨を聞いております。それらの資料により相談者に寄り沿った相談窓口の充実に、より一層努めてまいります。
 なお、当町では65歳以上の方を対象に「高齢者 『お悩み解決本』 」の活用を周知しております。この冊子は、高齢者とその家族が生活上でお困りの際に、ワンストップで高齢者総合相談窓口のご案内から相談への第一歩となるものです。引き続き、町民の方に活用いただけるよう周知を図ってまいります。
 また、お問い合わせいただいております『認知症初期集中支援チーム』ですが、当事者(認知症の方とその家族)の相談をはじめ、対象の方に関わる職員からの相談も受け付けております。
 今後は、町民の方には広報等で広く周知を図り、より一層関係機関(行政・地域包括支援センター・社会福祉協議会等)との連携を図り、『認知症になっても大丈夫と思える富士見町』への実現に向けて努力してまいります。

(お問い合わせ)
住民福祉課 介護高齢者係 TEL62-9133