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富士見町では、令和5年7月に「富士見町地球温暖化対策推進委員会」を設立し、2050年ゼロカーボン実現に向けた目指す姿や基本方針を定めるために「富士見町脱炭素ビジョン」の策定を進めて参りました。本ビジョンを策定するため、委員会会議をはじめ、町民アンケート、パブリックコメント、セミナーワークショップなど、出来るだけ多くの皆さまからご意見をいただく機会を設け、それに加えて、富士見町議会議員の皆さまからのご意見、委員会を傍聴いただいた皆さまからのご意見なども参考にさせていただき、令和6年1月に「富士見町脱炭素ビジョン」が完成いたしました。
ゼロカーボンに向かう中で生まれるイノベーションや技術導入を活かし、ゼロカーボンの達成だけでなく、様々な地域課題も同時に解決できる施策を実施し、【自然環境と共生しながら脱炭素で豊かな暮らしを実現するまち】を目指します。
ゼロカーボンを実現した富士見町の目指す姿に向かうため、以下の5つの方針を掲げて取り組みの検討や推進をしていきます。
方針(1):戦略的なゼロカーボンの推進による地域循環共生圏の実現
方針(2):各主体の行動変容を促す環境整備の推進
方針(3):自然環境へ配慮した再エネの最大限の導入
方針(4):脱炭素を通じた産業競争力の強化
方針(5):長期的な視点において地域で活躍する人材の育成
「富士見町脱炭素ビジョン」を策定するにあたり、基礎情報の収集及び現状分析、将来の温室効果ガス排出・吸収量に関する推計なども実施しています。詳細は、以下の資料をご覧ください。
富士見町脱炭素ビジョン(概要版) [PDFファイル/722KB]
令和6年1月26日に開催された「令和5年度 第4回 富士見町地球温暖化対策推進委員会」では、完成した富士見町脱炭素ビジョンの概要説明を行い、委員の皆さまから最後のご意見をいただくとともに、来年度に向けた意見交換を行いました。本会では一般傍聴を受付け、10名が参加されました。
資料1(これまでの経過) [PDFファイル/11.17MB]
資料2(富士見町脱炭素ビジョン(概要版)) [PDFファイル/4.35MB]
資料3(富士見町脱炭素ビジョン) [PDFファイル/720KB]
令和5年12月18日に開催された「令和5年度 第3回 富士見町地球温暖化対策推進委員会」では、ゼロカーボン実現に向けた将来ビジョンや基本方針等について協議しました。本会では一般傍聴を受付け、5名が参加されました。
令和5年10月6日に開催された「令和5年度 第2回 富士見町地球温暖化対策推進委員会」では、当町における再生可能エネルギーのポテンシャル調査状況やゼロカーボンに向けた課題等を協議しました。また、本会では一般傍聴を受付け、11名が参加されました。
令和5年7月11日に開催された「令和5年度 第1回 富士見町地球温暖化対策推進委員会」では、委員会の役割と町の目指す姿について認識を共有するとともに、本年度策定を予定している「富士見町脱炭素ビジョン」について意見交換をいたしました。
資料1(委員会の役割と町の目指す姿) [PDFファイル/1.01MB]
資料2(富士見町脱炭素ビジョンの概要) [PDFファイル/1.8MB]
富士見町地球温暖化対策推進委員会では、2050ゼロカーボンを目指す取り組みとして、東京大学先端科学技術研究センター研究顧問小林光先生をお迎えし、「エコハウスのおいしいところ・困ったところ」と題してご講演をいただくとともに、パネルディスカッション、ワークショップを実施し、40名の住民・事業者の皆さまが参加しました。
第1部 基調講演 「エコハウスのおいしいところ・困ったところ」
講師:東京大学先端科学技術研究センター 研究顧問 小林 光 先生
第2部 パネルディスカッション 「富士見町での家づくりの現場からエコハウスを考える」
第3部 ワークショップ 「誰でもエコハウスに住むことができる富士見町を実現する政策とビジネスモデルを考える」
チラシ_富士見町地球温暖化対策推進セミナー [PDFファイル/277KB]
令和元年(2019年)12月に長野県が気候非常事態宣言を宣言し、国においても令和2年(2020年)10月に菅総理大臣が2050年カーボンニュートラルを表明するとともに、温室効果ガス排出量を2030年度に2013年度比で46%の減を目指すこととしています。
本町においても、2050 年度までに温室効果ガスを実質ゼロとすることを見据えた温室効果ガスの削減及び再生可能エネルギーの最大限導入について、費用対効果や実現可能性、持続可能性を考慮しつつ、計画的・段階的に進めていく必要があります。
本町では、令和6年度(2024年度)に、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条に基づく地方公共団体実行計画として、「富士見町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の策定を予定しており、これは富士見町の全住民及び全事業者を対象とした計画でございます。また、本年度(2023年度)はそれに先立ち、本町における再生可能エネルギーのポテンシャル調査や地域課題の整理を行い、本町が取り組むべき施策や方向性を選定するために「富士見町脱炭素ビジョン」を策定いたします。
本町においては、これらの計画やビジョンの策定を行政のみで実行するのではなく、住民や事業者の皆さまと協働で策定、実行していきたいと考え、本年度(2023年度)、「富士見町地球温暖化対策推進委員会」を設立いたしました。
富士見町地球温暖化対策推進委員会設置要綱 [PDFファイル/50KB]
<未来を託す子どもたちのために>
・地球温暖化対策に係る住民意識の醸成(子どもため、孫のために)
・脱炭素に係る環境教育(子どもたち自身のため)
<地域と調和した分散型エネルギーモデルの構築>
・豊かな自然との共生(適切な森林の手入れ、未利用材の利用)
・地域と調和し、地域に裨益する再生可能エネルギーの推進
<地球温暖化と地域課題を同時解決>
・頻発・激甚化する災害に強い地域づくり(安心安全なまちづくり)
・資源循環の高度化を通じた循環経済への移行
・再生可能エネルギーの地産地消を進めることで地域内の経済循環を高め、地域経済を活性化する。
次の事項について調査、検討し、町長に提言する。
・富士見町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定及び見直しに関すること。
・地球温暖化対策の推進に関すること。
これらのことについて、町民・事業者・行政が協働で策定し、実行・推進していきます。